2007年10月06日
期待したサービスは消えてしまう可能性が.....
以前アップしたエントリーでコメントを頂き「そういえばそうだ」と気づいたこともあって、ここしばらく「企業が宣伝以外の目的でSecondLifeを利用している実際の例」 が気になっています
探し方が悪いこともあって良い例があまり見つかりませんが、「会議室の時間貸し」のようなものはサービス提供者が見つかります(日本でも英語圏でも)。ただしこれは利用者がどれほど居るのかがわからないので、この分野の需要があるのかわかりません。
この他にも「3Dの世界で遠隔地の人同士がコミュニケーションを簡単に取れる」という特性を生かした例として「語学教室」や「モデルルーム(しつこいようですが)」があると思います。後者はサービス提供者がちらほら出てきているものの、こちらも利用者数や効果は全く不明です。語学系は比較的有効に活用されているようですが、ビジネスとして成り立っているかと言うと、やはり不明です。ボランティアベースのものは活用されているようですが。
ここでふと思ったのが、自分が「これはいけるんではないか」と思った分野では特に目立った成果(ビジネス的に)がないなぁ、ということです。このことは今までに自分が「良い」と思ったけど消えていった製品やサービスのことを思い起こさせます。私が過去に「こうなればいいなぁ」とか「こうなるだろう」と期待もしくは予測したものは、かなりの確率でダメになっているか、普及が遅れています。
例えば「TVとPCの融合」です。今あるような「PCにTVチューナーを仕込みました」というような下らないもののことではなく、「ネットでデータを流し、最初からデジタルデータ」という意味です。これが2005年までにはかなり普及しているだろうと思っていました。なぜかというと、チューナーを仕込んで見かけ上PCとTVが一体になった形の物は、録画機能は別として少なくとも12年前には実用的なものが簡単に手に入りましたし、自分でも使っていたからです。この便利さを見れば、もう一段階先を望む人が増えると思いましたし、デジタルブロードキャストを見越して早々に融合させるべきだという論調の記事を読んだ記憶があります。また、その時点で既に日本は光回線を他国に先駆けて全国に敷設する目処が立っていました(少なくともNTTはそう公言していたはずです)。
ところが見事に予想は外れました。ADSLの時代が長かったですし、「地デジ」が示すように昔ながらの電波で飛ばすTVが今でも主流です。
またOSの普及についても大きく予想が外れています。例えばその当時それこそTVパソコンとして使っていたマシンのOSはOS/2(当時既にWarp)で、その上でWindowsを動かし、Windows専用のTV視聴ソフトを使っていました。今のSecondLifeも真っ青な勢いでクラッシュしまくっていた当時のWindowsでしたが、OS/2自体は安定していて落ちないのでPCの再起動(当時は猛烈に時間がかかりました)が不要というとても快適なものでした。そこで「Windows向けアプリが主流だとしても、これだけ安定性が違えばOS/2も一定のシェアを取るだろう」と思ったものです。結果はWarpも全く売れず、早々に開発を終了した挙句につい最近サポートまで完全に終了してしまったはずです。
もっとメジャーなケースでは、NetscapeがこうもあっさりIEに負けてしまうというのも全く予期していませんでした。
逆のケースもあります。Yahooがリンク集を公開し始めた頃、私はこれがビジネスにつながるとは全く気づいていませんでした。また後のGoogleにしても、他のサーチエンジンが出てきて負ける可能性があると思っていました。HDDも不揮発性のメモリに取って代わられると思っていましたが、まだまだです。
というように、ちょっと例を挙げるだけでボロボロ出てくるほど私の予想はことごとく外れます。とすると、今私が気に入っているSecondLifeも非常に危ないのでは?と、ちょっと不安になります。
まだこういったプラットフォームが一般に普及するには時間がかかりそうですし、LindenLabが検討しているGridの拡張なども時間のかかる話です。その間に別のソリューションが出て来る可能性も大いにあります。
便利であればLindenLabが提供するサービスでなくて全く構いません。ですが、SecondLifeには良い部分もたくさんあると思っているので消滅はして欲しくありません。分析も何もない下らない話で、読んでしまった人には申し訳ありませんが、とにかく良い方向に発展していって欲しいと思います。
商標について(その1?)
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