2008年04月19日
商標について(その1?)
既に発表されて(Introducing the Second Life Brand Center)からしばらく経つ"inL Logo Program"や"Second Life®"の文中での使い方についてです。なんだかよくわからないということで公式ブログに追加の説明が2つ(More on the Trademark Policy、More on Trademarks)ポストされています。
ドメインネームやビジネス・団体の名称の件以外は特に問題ないと思っていましたし、私の勘違いで「本当は厳しい、もしくは理不尽なもの」だったとしても是正されるだろうと期待し、今まで「静観」というかあえて無視していました。ですが、最新の公式ブログのエントリー(More on Trademarks)はある程度分かり易い内容だと思うので自分なりに理解したところをメモしておきます。
・Second Life®という名称について
The first or most prominent reference should be followed with the correct trademark symbol (® or ™) and an appropriate noun to indicate what you’re talking about (so, for example, the “Second Life® world” or “Second Life® viewer”).
これは特に問題ないと考えています。「最初、または最も目立つ使用箇所で適切な名詞と適切なシンボル(® または ™)を付けて使う」という意味だと思います。良い例としてSLEDを挙げており、確かに分かり易いと思います。
ところでこのブログのタイトルを「引越し屋さんのSecondLife支店(?)作成奮闘記」としています。「SecondLife」について適切にスペースを空けてシンボルを付け「Second Life®」 とすれば使っても良いような気がしていますが、どうなんでしょうか。「Linden Lab®による仮想現実空間にある仮想支店」というつもりなのですが、そもそも日本語と英語の違いもあるのでこの使い方がNGなのかOKなのか自信はありません。
自信がない場合はやはり個別に問合せするべきですが、回答にはかなり時間がかかりそうです。別にこのタイトルにこだわりがあるわけでもないので、(日本語で説明するべき話なので)日本語を理解するサポート担当の仕事を増やすのを承知で問い合わせるのか、あたりさわりのないタイトルに変えてしまうのか、少し考えようと思います。
実質的には「Linden Labは日本語のコンテンツまでチェックできる体制を持っていない」と思うので、仮に問題になるとすれば「該当する単語を利用しているタイトルを探し出し、見つかれば無差別に警告」する場合だと思います。
・ポリシー変更前のブログ記事は警告の対象にならない
当たり前だと思いますが、
We’re not going to ask bloggers to go back through blog posts predating the policy to change how they’ve described Second Life.
ということで、これからどうするかです。
以下はわからない点、確認したい点です。
・SLという名称について
7番目の
Does Linden Lab have exclusive rights in the letters “SL” combined?
という質問に対する答えに「Yes」と答えています。この根拠が自分には理解できませんでした。米国では何か明確に権利を所有してるんでしょうか。知識不足で判断できませんが、私個人としては影響がなさそうなのでもうしばらく静観したいと思います。(特にURLに関してはどう判断して良いのかわかりません)
この話しはドメイン名、URLの件にも関係すると思いますが、そもそもここに口出しするような権利がLinden Labにあるんでしょうか。これも知識不足で全く理解できていません。
・「90日」というのは?
Linden Labは問題を見つけ警告するとしています。
We’d issue multiple warnings beforehand, and even afterwards, Residents would have an opportunity to request reversal of the ban by sending us a written appeal.
最初のお知らせ(Introducing the Second Life Brand Cente)では発表から「90日」と読めましたが、様々な説明を合わせてみると「警告を受けてから90日」という受け取り方も有りえるように思います。「自分はきちんと対応した」と思っている人、団体は警告を受けない限り「改善期間」であるという認識はないので、実質的には「警告を受けてから90日」だと思いたいという希望もあります。この点について更なる説明が出てこなければ確認したいと思います。
・日本語の場合は?
「セカンドライフ®」が商標として登録できたと仮定すると、これも英語の「Second Life®」と同じく考えれば良いでしょうか。「リンデン」はどうする?などと言い出すときりがなく、本来はLinden Labが日本語でガイドラインを提示するのが筋だと思いますが、そもそも「Viewer内で日本語が使えます」というだけで日本向けのサービスではありません(※)。
※少なくとも私個人はそう思っていません。インタビュー等では経営陣が「日本市場は重視している」というような発言をしていたと思いますが、現時点では英語以外の言語、国については何の対策も取られておらず、軽視というレベルにすら達していないと受け止めています。数人しか居ない日本語を話せるスタッフがなんとかサポートしてくれているという程度です。(ブラジル、韓国は別でしょうか?)
こうして書いてみると「何がわからないのか多少わかってきた」という程度ですが、多少前進したと思います。Linden Labは必ずしも高圧的になっているわけではなく、単に「企業としてそこまでしっかりした体制ではないので余裕がない」というだけだと思います。ユーザーが要望を出し、Linden Labが答えていくということを繰り返せば良いのでは、と思っています(ユーザーとのコミュニケーションは大事にする会社だと思います)。
ということで慌てた対応をする気は今のところありません。
あけましておめでとうございます
アカウントの登録・情報変更について(その2)
日本的なサービスは期待しない方が良いのでは
アカウントの登録・情報変更について
LindenLabのアンケートについて
>SecondLife支店(?)
いっそ品川支店にしてしまうというのは...?w
>「SLED」自体が登録されてますよと誤解されそうな
そうは感じなかったんですが、予備知識があったからですかね。
>いっそ品川支店に
変えちゃうのが一番早いのは確かですね。
これが引越会社の宣伝を含まないブログであれば、「変えなさいと言われるのは心外」と思ってしまうんですが、最近はオフィスアワーのログになってるので微妙です(^_^;)
その考え方のほうが納得できますが、裁判にでもならないと結果が出ないかもしれませんね。
権利範囲かどうか?ということについては、おそらく「まぎらわしいかどうか?」がポイントだと思います。以前の商標起訴の際も同じ点をポイントにしていましたので。
一応「期間中に更新しなかったからストでした」ってのはだめですかね^^;
URLについては日本語関係なくチェックできると思うので、LLが日本のWebサイトを対象に警告し出すかどうかですかね。
某有名ブログが早々に対応してしまわれたのがちょっと残念(事例を見たかったという意味で)です。まぁ面倒でしょうけどね^^;