2007年10月17日
ユーザーが感じる不満とメディアによるSL批判のズレ
書きかけのままタイミングを逸してしまった内容ですが、書き足していくとどんどん長くなるので一旦公開してみます。
以前LSL関係の情報収集とかLindenLabは説明下手?というエントリーを書きましたが、CnetJapanのオンラインパネルディスカッションで調度「mixiもGREEも、コミュニティ運営は難しい?」というのが始まっていたので、また似たような話です。
最近行われたMixiのデザイン変更が話題になっています。Mixiを良く利用する方ならご存知だと思います(ソラマメでも管理画面について似たようなことがありましたね)。また一部のプラットフォームで表示が崩れるという問題もあったようです。
ちょっと話がそれますが、個人的にはMixiのデザインもスッキリして構造的(XHTML+CSS)にもやっとまともになったという印象でした。ところがいわゆるWeb系の仕事に関わっている人達からも非難があがっているようで、Allaboutにはちょっと理解できないようなコメントも紹介されています。あえてどのコメントが、とは言いませんが結構びっくりできます。ここで専門家としてコメントしている方々は仕事に影響ないんでしょうか。※1 と思ったらやっぱりこういうこと書いてる人も居て一安心(?)。
話を戻して、何がSecondLifeと関係するかというとやはり「サービス提供側が行った変更に、ユーザーが反発する」という話です。今回のMixiの場合は技術的な観点で設計変更し、ついでにデザインもすっきりさせたんだと思いますが、思ったよりも反発が大きかったようです。SecondLifeでもバグの修正をしただけのつもりだったのに「勝手に動作を変えられた」という騒ぎが一部で起きています。
Mixiの場合は正直なところ「慣れの問題」が大きいと思います。また文句のない人は黙っているはずなので、単に文句だけが目立ってしまったという側面があるようです(Cnetのディスカッションでそういうコメントを見ましたが、よく考えればこのような問題には共通することですね)。
一方SecondLifeの方はデザインが気に入らないといった好みの問題だけではなく、公式なLSLのドキュメントをろくに用意しないのに「本来仕様としてはこれが正しいでしょ」とか平気で言ってしまうスタッフが居ることも大きな問題だと思っています。その担当者個人としては当たり前のことなのかもしれませんが、Viewerをインストールしたときに付いてくるドキュメントからそこまで推測しろというのはちょっと厳しいと思います。
結局問題の原因は「説明不足・コミュニケーション不足」です。「今はこういう動作をしていますが、バグなので注意してください」という周知がされていれば、もしくは「将来のリリースで動作が変わるのでベータGridでテストしてください」といった対応をしていれば、あわてて元に戻してRollingRestartという事態にはならなかったはずです。
もっと一般のユーザーにも関係しそうな話ではHugePrim(MegaPrimの方が一般的?)の問題について古くからのユーザーの間でも不満が出ているようです。HugePrimを認めないことによるメリットが理解されればユーザー側も使わないでしょうし、HugePrimを認めても実はあまり問題がない、というのであれば認めて欲しいユーザーが多いと思います。こういった問題はまたJiraを見ましょうという話なのかもしれませんが、Lindenさん公認の遅さを誇るだけに何かを調べるのちょっと大変です。(Wikiの方にもまとまった情報は見あたりませんが、探し方が悪いんでしょうか)
と、大体以上のようなことを書きかけでしたが、公式ブログにMegaPrimについてのエントリーが出たので放置してました。熱心に活動しているユーザーの声はやはり届きやすいのか、夏以降高まっていた不満にLindenさんが答えたのかなぁと思って期待しています。
この手の愚痴は全て「ドキュメント不足」が問題と言いたいところですが、(日本語版の場合は内容が古いかもしれないという)Helpすら今更ながら読んでみると結構知らなかったことばかりなので自分自身は「文句言う前にHelp読め」と言われそうです。ただし情報を探しずらいのは確かです。いろいろと模索中のサービスなのでそこまで手が回らないのかもしれませんが、どうも「どうせ皆Geekなんだから言わなくてもわかるでしょ」という発想も(Linden側に)あるような気がしています。
セカンドライフがブームと聞いて普通の人がわんさかログインしている状況ですが、サービス提供側はそれに対応しきれなかったというか、気にしていなかったということはないでしょうか。今ではサポートにPCの使い方の質問まで来るようですし。
メディアによるSL批判がしっくり来ない理由の一つにこのあたりの問題もあるのかもしれません。SLユーザーが感じる不満(ドキュメント不足、サービスが不安定)と、メディアが良く話題にするユーザーの少なさ(もしくは知っている人の数と実際に使ったことのある人の数など)は全然次元の違う話です。大手のメディアによる記事だけ読んでいると「SecondLifeではin worldで金稼ぎができる。システムもある程度安定していて日本語での利用も問題ない。」と錯覚してもおかしくない気がします。
どうせSL批判をするのなら、「要求されるPCスペックが高いことなんて他の不具合に比べたら大したことない」とか、「日本語版って言ったって未だに日本語が収まりきらないUIがある」とか、そういう話をすればいいのに、と思うことがあります。
Mixiの場合と違って「一部のユーザーの不満が目立ってしまう」のではなく、「本当に不備の多いサービスだけど、それでも魅力を感じた人が使っているサービス」というのがSecondLifeではないでしょうか。「今日もFriends見えないねぇ」とか「今日はよく固まるなぁ」とか言いながらも毎日ログインしてしまう人が増えている、というのが現状です(よね?)。MixiやGREEの問題と似た部分があるかなぁとも思いましたが、この点では全然レベルが違うかもしれません。
話を強引にまとめると(?)、LindenLabにはGeekじゃない普通の人のことも考慮したドキュメントの充実を期待したいですし、日本の大手メディアには「実際のユーザーによる定期的なレポート」も期待したいです。ということが言いたかったんだと思います。
商標について(その1?)
あけましておめでとうございます
アカウントの登録・情報変更について(その2)
日本的なサービスは期待しない方が良いのでは
アカウントの登録・情報変更について
他人事だと思って勝手なこと書いてますが、やっぱり厳しいですかね(^_^;)
でもやっぱりもう少しユーザーの生の感想が一般の人にも伝わるといいなぁとは思ってしまいます。
発表は本当に増えてますね。読む側としてもリリースを見て「行くか」と思うことは減った気がします。
