2007年08月06日
SLを楽しめる人
以前「セカンドライフ参入関連の報道について(その2)」というエントリーで紹介させて頂いた渡辺千賀さんのブログですが、その後もセカンドライフに関するエントリーがアップされています。
moving-sのことについても触れて頂いて嬉しい限りですが、今回改めて取り上げさせて頂いた理由は「この人はSLを楽めている」のが明らかだという点にあります。「アカウント作ったけど目的がわからなくて云々」ということを言い出す人とは全く体験の内容が違うと思います。
ここで少しそれて、エースな方も調度取り上げていますが、CNETのオンラインパネルディスカッションに次のようなものがあります。
「日本語版登場でどうなるSecond Life?」(一般の人向けに日本語版云々というタイトルは釣りにしてもどうかと思います)
よく読んでみるとみなさん「今SLを肯定するのは微妙だけど、3Dの世界というのは今後可能性がある」とか「SNS的な要素」についてなんとか表現しようとしています。全体的になんとかメタバースについては肯定しようとしているのです。否定的になる理由も、一つ一つは別に突拍子もないことは書かれておらず、書いた人にとっては事実です。(敷居が高い、標準のアバター可愛くないなど)
それでもセカンドライフそのものに対する否定的な内容が全体としてしっくり来ない理由は、「ほんの一面しか体験できなかった」というのが大きいのでしょう。例えばアバターが気に入らなければ自分が気に入るようなカスタマイズをすれば良いだけなのですが、この人はその点については一切触れていません。
上記の渡辺千賀さんはこの点次のように言えてしまうところからして全く違うというのを痛感しました。
クラッシュしたり、データベースがめちゃくちゃになったり、大変不安定なセカンドライフ。でも楽しいよ。
誰もいない海辺で一人ピアノを弾く私。だからどうした、といわれても困るんだけど。なんとなくいい気持ち。
これは「セカンドライフにハマってしまったユーザー」なら皆がうなづけると思います。普通(?)なら「すぐクラッシュして使い物にならない」とか「ピアノを弾くアバターを眺めて何が面白いのか」という反応になると思います。
「コミュニケーションの面白さ」を体験できなくても、「面白い場所」を見て回れれば十分だと思いますが、やはり一人では面白い場所にたどり着けないというのも大きいのかもしれません。その点渡辺千賀さんはmoving-sの土地にまで足を運んでみようと思ってしまうメンタリティからして全く違います。
さて、何が言いたかったかというと、「楽しめない人」や「否定的な意見を言う人」には特に不満はないということです。問題は例えばCNET等にコメントを寄せる人が「楽しめていない人ばかり」であるという点です。
なにしろ「敷居の高い」世界なので楽しさを表現すること自体難しいとは思いますが、これだけブログで紹介する人が増えたのだから、そういったものを一般の人向けに紹介しても良いのではないでしょうか。
ちなみに私が最初に「日本人が楽しんでいる例」を認識したのは「minaとasaのセカンドライフ顛末記」でした。(ソラマメを知っている人なら誰でも知ってるでしょうけど)
かなり内輪向けのネタだったりもしますし、自分がそういう楽しみ方をするかどうかは別ですが、楽しそうなことは誰にもよくわかる内容だと思います。asaさんのエントリーがなくなってしまったのは残念ですが。(古い方をざーっと読んでいったらちょうどソラマメに引っ越すというエントリーがあり、ソラマメを知ったのもこちらのおかげでした。)
要は「楽しめていない人」の意見(もちろんこれも必要)はもう足りているので、「楽しんでいる人」による情報がもう少し一般の人の目に触れるようになって欲しい、ということです。わからないもの同士で議論しても物事が進まないのと一緒ではないでしょうか。TVで妙な紹介になってしまうのは仕方ないと思いますが、もう少しバランスが取れると良いなぁと思います。(その点で渡辺千賀さんのブログには期待してしまいます)
初めのころのSecond Life 分析エントリーは、まあニュートラルか若干否定よりな気持ちで書いていたかとは思いますが、Second Life ツアーなどをやるうちに完全に「楽しむ人」に変わっていますよね。
おそらく彼女のような方は、mixiなどの SNS がそうであるように、Second Life をコミュニケーションンツールの1つとして継続して使っていけるのだと思います。
Flickr なんかも使っちゃう人だから、もともと馴染む資質は十分すぎたんでしょうけどね。
>Flickr なんかも使っちゃう人だから、もともと馴染む資質は十分すぎたんでしょうけどね。
英語も問題ないし、敷居が高くなかったのは確かですね。
>すてのさん
不満とか批判は書きやすいですしね(^_^;)自分もそうです。
>今セカンドライフが面白いって言ってる人がこれだけいること自体私はびっくりです。
私は友達少ないので数は不明ですが。
今はハマれる人と実験的に(または焦って)参入する企業や団体だけでも十分なのは確かですね。
一般の人が無理に使ってみる段階ではないと思います。
記事を前に見たことがあるんですけど Second Lifeもそれに近いかも。
自分で路地裏のお店を探し当てて、それを楽しんじゃえるとか
そういう資質。
渡辺さんの先日のエントリーで訪れている SIMを見たら
いろいろな地域、人種、timezoneを選んでいて
それだけで「ああ、探索を楽しんでるなぁ」っていうのが伝わってきます。
Brasilシムとか みんなポルトガル語だし
スタートポイントなうえにキャンプはあるしクラブもあるから重くて
しょうがないけどカタコトの英語で話しかけてくれたりして(ナンパ?w
ブラジルってほんとにこんな感じなんだろうなぁとか。
これを楽しいと思うかどうか…。
個人的には家でゴロゴロして
好きな音楽かけたり ちょこっとスクリプトいじったり
気が向いたらライブ見に行ったり。
そんなんでじゅうぶん楽しいんですが、伝わらないよね~
友達とのつながりや物づくりに楽しさを求めなくても、「そういう資質」を持っている人は楽しめてしまうんですかね。ホントにいろいろ見てるなぁという感じです。
「Flickr なんかも使っちゃう人」がそういう写真をどんどんアップしていくと多少伝わるんですかね。
なんか、「流行るのはやらないの」って騒ぐのって不毛ですよね・・・やりたかったらやればいいし、やりたくなかったらやらなければいいのに。不思議なメンタリティです。
私が今行きたいと思っている場所は、「中世風動物アバターの溜まり場バー」。普通の格好で行くといやがられるらしいので、まずヨーロッパ御伽噺風リアルで不気味な(=日本アニメ風でない)動物アバターをまずゲットしないとならないのですが、そこで躓いてます。
実は私のデスクトップPC、グラフィックカード入ってないんで、ちょっとつらいこともあります。グラフィックカード、今何がいいですか?お勧めあったら教えてくださいねー。
コメントありがとうございます。しつこくトラックバックしてしまってすみません。今後もSLに限らずブログ期待しています。
中世風動物アバターは「FurryJapan(http://furryjapan.sakura.ne.jp/)」の方々とは違うってことですか。赤頭巾ちゃんのお婆さんにばけた狼みたいのですかね。
⇒わかる人居たらお願いしますm(__)m
グラフィックカードはnVidia GeForce 8600GTSで十分みたいです。
⇒http://www.dospara.co.jp/sl/
自分はこれより一つ前の世代のnVidia GeForce7600GS 256MB
であまり不満なく動いてます。